2011年8月19日金曜日

種を守る★

立秋を過ぎて、もうすぐ半月。
残暑は厳しいですが、
見上げると、すっかり秋の空です。
皆様におかれましては、いかが過ごしでしょうか?

6月に、丹波にて田植えをさせていただいてから、早2ヶ月。
田んぼの稲は、ぐいぐい天に向って、穂を掲げている様子。
美しいです。

丹波にて、農家をしている柳田さんから、
6月、大切なお話を聞きました。
柳田さんは、とってもかわいい絵の紙芝居で、とってもわかりやすく、
わたしたちにお話をしてくださいました。

『遺伝子組換えの種について』
遺伝子を組換えられた種では、
成長後に種が取れなかったり、
種がとれても、翌年のその種から作物が育たなかったり。。。

それまでは、なんとなくしか知らなかった事実。

今、農林水産省では、遺伝子組み換えの種の許可の賛否を問うています。
このまま見過ごすと、やっぱりゴーサインがかかってしまいます。

除草剤に耐え得る遺伝子組換えにより、種とセットで高額な除草剤も購入しないといけないとか、
種を扱う企業が、自家採種&種の保存を禁止する契約をして、破ると罰則があったりとか、、、
だから、その企業から種を毎年買わないといけない契約を交わさないといけなくなるとか、、、。


季節が巡って、何年も何十年も何百年も何千年も、
受け継いでいく生命のことを考えると、
短期的なものの見方で、悲しくなってしまうような、現状が今、あります。

わたしも、昨年冬に白菜を育ててみて、春を過ぎた頃、種がいーっぱい採れて、
来年も、美味しかった、この白菜の種を育てよう! と、すごく嬉しかったという経験があって、

そういうことが出来ない、禁止されている種って、すごく辛いです。

農業に少し携わってみて、知ったこの事実。

未来のお子様たちに残せる種を、自分たちの手で、守っていきたいです。

わたしが、マクロビオティックのお料理教室も開催させていただいている、
塩屋の旧グッゲンハイム邸で、
gansekiさんという方が、自主上映会を企画してくださいました。

わたしも参加します。
ご興味のある方は、ぜひぜひ☆




『暴走する生命 Life Running Out of Control』(60分)

おそらくあなたは、
豆腐を買うとき 「遺伝子組み換えではない大豆」と書かれたものを選ぶでしょう。
でも油揚げは? そこには表示はありません。

菜種油も大豆油も、その原料はほとんど カナダと米国から輸入され
その大半は遺伝子組み換えされています。
さらに、昨年2010年、米国では遺伝子組み換え鮭について政府が安全と発表し、
まもなく販売許可されるのではないかと言われます。

今、遺伝子組み換えされた植物や魚が自然界に放たれ、
わたしたちの食卓にものぼっています。

http://www.bekkoame.ne.jp/ha/kook/liferunning.html


『パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう』(65分)

カナダの農民パーシー・シュマイザーの菜種畑は、
1997年、風で飛ばされてきた遺伝子組み換え(GM)種子によって汚染された。
彼は50年間の仕事の成果を全て失った。
その上、GM種子を開発したモンサント社に特許権の侵害で訴えられた。
裁判所は彼に損害賠償金の支払いを命じた。
モンサント社は彼と家族の行動を監視し精神的ダメージを与え続けた。
しかし、パーシーと妻ルイーズはその圧力に屈せず最高裁に訴えた。
米国でも同様にモンサント社に抵抗する農民達がいた。
モンサント社の狙いは何か?
巨大企業に立ち向かう農民を支えるものは何か?
最高裁の下した判決は?

http://www.bekkoame.ne.jp/ha/kook/percypage1.html

9月18日(日)

会場:旧グッゲンハイム邸 http://www.nedogu.com/
   JR,山陽塩屋駅から徒歩5分 (駐車場はありません)

第一回上映 15:00~ 

第二回上映 19:30~ 

(開場は各30分前)

『暴走する生命』『パーシー・シュマイザー』の2作品を連続上映します。

料金:2000円

ganseki_kobe-yoyaku☆yahoo.co.jp まで☆を@に変えて、
   もしくは旧グッゲンハイム邸HPから、メールでご予約下さい。